アイウェアをちょっとお勉強(後編)
こんにちは。
アルバイトが新しく始まって急に忙しくなり、なかなかこれに手つかずでした…
今回の記事は、前回の記事の続きです。
まだ読んでいない方は是非!
今回は、アイウェアの超有名ブランドから注目ブランドまで、僕個人の見解で少し載せたいと思います。
ではスタート!
目次
- ①TOM FORD
- ②EYEVAN
- ③ayame
- ④A.D.S.R.
- ⑤OLIVER GOLDSMITH
- ⑥Oliver Peoples
- ⑦THOM BROWN
- ⑧999.9
- ⑨propo
- ⑩THE WHITE SCREEN
- ⑪MOSCOT
- ⑫Ray-Ban
- ⑬JULIUS TART OPTICAL
- ⑭Enalloid
- ⑮DITA
①TOM FORD
トム・フォードはアメリカ発のインターナショナルラグジュアリーブランド。
メンズウェア、ウィメンズウェア、アクセサリーからコスメティックアイテムまで幅広く展開している。
最優秀賞(2001年)、最優秀アクセサリーデザイナー賞(2002年)、理事会トリビュート(2004年)、国際デザイナー賞(1995年)、およびジェフリービーン・ライフタイム・アチーブメント賞(2014年)、計7つのCFDAファッション賞を受賞している。
そんなこのブランド、実は設立当初はアイウェアから展開が始まった。
トム・フォードのアイウェアは昔からあるデザインのものに高級感をミックスしたデザインが特徴。
ブランドをアイウェアから始めただけあり、クラシカルかつユニセックスで使えるようなこだわりあるデザインのものが多い印象。
②EYEVAN
EYEVANは1972年に「着る眼鏡」をコンセプトとして生まれた、日本のファッションアイウェアブランド。
世界中から収集したアンティークアイウェアをデザインソースに、当時のEYEVANデザインチームが美意識と感性を加え、熟練の職人によるハンドメイドで仕上げている。
視力矯正道具としてそれまでのネガティブなイメージを払拭する美しいデザインと、ジャパンメイドの確かなクオリティが大きな特徴。
80年代に生んだ代表的なモデルの復刻なども数多く展開しており、人気もかなりある。
日本製ということもあり、多くの日本人の顔形に合うように作られているため、迷ったらこのブランドを選んでおけば間違いはない。
後に紹介するオリバーピープルズともかつてから深い関係性があり、デザインは似ているものも多い。
EYEVANの意志を継ぎ、ファッションとプロダクトを融合させたラインの「EYEVAN7285」、美しい道具をコンセプトに、10種の特別なパーツで構成されたラインの「10 eyevan」、ファッション性と機能性を融合させたライフスタイル・アイウェアラインの「Eyevol」と、展開数も多い。
③ayame
日本発のアイウェアブランド。
ブランド名は、デザイナーの出身地である茨城県潮来市の花である“菖蒲(アヤメ)”と、目を彩る“彩目”という想いを重ねて名付けられた。
菖蒲の花の色である紫に深みを持たせ、ブランドのシンボルカラーとしている。
ブランドコンセプトは「温故知新を基に色褪せること無く在り続ける形の追求」。
世界最高峰の技術を持つ福井県鯖江市の職人によって、1つ1つ丁寧に作られている。
オリエンタルラジオの藤森が、よくayameを身に付けていることでも有名。
④A.D.S.R.
日本発のアイウェアブランド。
ブランド名の「A.D.S.R.」は、電子楽器において音をコントロールするパラメータ「Attack」「Decay」「Sustain」「Release」の頭文字からネーミング。
これは、マテリアルやフォルム、カラーリング等、デザインにおける様々な要素を繊細にコントロールしていくことで、1つのプロダクトを創り出していくというコンセプトが込められている。
素材の持つ様々な性質を最大限に引き出し、デザインされるアイウェアが特徴。
クラシックアイウェアが持つ雰囲気を損なうことなく、様々な音楽カルチャーをデザインソースにモダナイズされた、先鋭的なコレクションを展開している。
特にトレンドに敏感な若者に人気な印象がある。
⑤OLIVER GOLDSMITH
1926年にフィリップ・オリバー・ゴールドスミスによって創業された、イギリスを代表する老舗アイウェアブランド。
オリバー ゴールドスミスのクラシックで普遍的なデザインは、時代を超えて数々のセレブレティに愛されてきた。
ブランド100周年に向けた新ラインでOG × OLIVER GOLDSMITHが展開された。
これはかつてからのデザインの良さを引き継ぎ、今風な形や材質に落とし込んだアイウェアを展開している。
他にはないクラシックな雰囲気に加え、確かなかけ心地や細かなデザイン性などが人気。
⑥Oliver Peoples
オリバーピープルズは、1986年にアメリカのハリウッドで生まれたブランド。
ブランド名の「オリバーピープルズ」は、彼らの原点となったヴィンテージのフレームのそばにあった「オリバーピープルズ」というサインに由来する。
彼らはその素晴らしいヴィンテージサングラスにほれ込み、そのデザインをベースとして現代風にアレンジし、オリバーピープルズ独自のアイウェアを作り出すことになる。
デザイナーやミュージシャンなどとコラボレーションも活発である。
日本発のアイウェアブランド「EYEVAN」にも惚れ込み、業務提供をしていた過去もある。
未だに人気は絶えず、このブランドを目当てにお店に来られる方も多い印象。
⑦THOM BROWN
トム・ブラウンはアメリカ、ニューヨーク発のファッションブランド。
ファッションの特徴は、アメリカの黄金時代と言える50年代後半~60年代前半のスタイルと繋がりがある。
2005年「Fashon Group Inernationl」のライジングスターアワードメンズ部門賞、2006年CFDAメンズデザイナーオブザイヤーなど数々の賞を受賞。
アイウェアの印象としては、レンズの形が大きなスクエアやラウンドのようなものが多く、かつてのアメリカンカジュアルを彷彿とさせる。
⑧999.9
フォーナインズは、1995年に誕生した日本のアイウェアブランド。
ブランド名の由来は、純金の品質表示に由来している。
純金のインゴットに刻まれた999.9という数値には最高純度の品質という意味がある。そこから、限りなく、最高の品質を追い求める姿勢と重ね合わせ、この名前になった。
日本人の骨格や顔のつくりを考慮したデザインでユーザーに心地よさを提供するアイウェアで、多くの人々に支持されているアイウェアブランド。
スクエア型の眼鏡には、一級品のものが多い印象。
主にビジネスマンや大人の男性に人気がある印象がある。
⑨propo
1999年に設立された、日本発のアイウェアブランド。
「いきすぎないデザイン」をコンセプトに、「アイウェアデザインとは装着されてはじめて完成するもの」と定義し、ユーザーにフォーカスしたシンプルで美しいアイウェアをリリースし続けている。
女性のためのブランドとして、シンプルで美しいだけではないデザインが特徴。
しかしユニセックス文化の影響なのか、購入される方の2割ほどは男性の方もいる。
⑩THE WHITE SCREEN
ホワイトスクリーンは、国内製造に特化した高感度なアイウェアブランド。
ディレクターは、ポーカーフェイスにてバイヤーを担当した小山賢祐。デザインは、ファーストコレクションからすべてのデザインを日本を代表するアイウェアデザイナー外山雄一が手がけている。
ヨーロッパの近代建築や工業デザインを背景に日本の高水準な金属加工技術を活用し、コンテンポラリーファッションとして取り入れることのできるアイテムを作り出す。
テーマは、「高水準な工業品質と現代的なファッション感覚のハイブリッド」。時流を読み解き、精密な製品へと落とし込む。
生産地で広く流用される金型を使わず、1から造形したパーツを組み上げフレームを構成。機械加工を経て熟練工が手仕上げを行う「Machine Made, Hand Finish」を掲げる。
品質の追求と並走して現在のファッション感覚に呼応したシルエットや質感を反映、流行を把握した知的な大人に向けたプロダクトを展開する。
「ものづくり」が一人歩きする風潮や、デザイン・価格の偏重には異議を唱えていく。
ブランド名の「ホワイトスクリーン(THE WHITE SCREEN)」には、時代性や感覚の「投影」という意味合いが込められている。
僕自身、今このブランドのアイウェアを着用していて、個人的にもかなり推していきたいブランド。
他人と被りたくない方にはもってこいのデザインが多く、多分服好きな方にはハマることが多いかな、という印象。
⑪MOSCOT
モスコットはニューヨーク発のアイウェアブランド。
創業者のハイマン・モスコットは押し車での行商からスタートし、ニューヨークで1915年に眼鏡店としてMOSCOTを誕生させた。
モスコットは4世代に渡りモスコット家がニューヨークのロウワーマンハッタンで経営してきた100年の伝統を誇る老舗眼鏡専門店。
1930年代に生まれたプラスチック製の眼鏡は、安価でなおかつ簡単に生産できるものとして政府のバックアップのもと生まれ、以来アーティストや文化人・作家達に愛されトレードマークとなってきた。
40年代に発表されたミルゼン、50年代に発表されたレムトッシュ、60年代に発表されたユケルなど、時代とともに伝説的なフレームを生み出してきた。
中でもレムトッシュは、お洒落に興味を持ち始める学生さんから、磨きがかかったオジサマまで、幅広いニーズに合うようにデザインされている印象を受ける。
⑫Ray-Ban
レイバンのブランド名は「光を遮る」という意味があるように、サングラスを目的としてブランドがスタートした。
特に偏光サングラスなどは、光のまぶしさを取り除くだけではなく、反射光も除去し、視界クリアにする働きを持つ。
レイバンが発表から今日に至るまで、サングラスの代表ブランドとして地位を確立してきたのは、そのファッション性はもちろん、機能性が他よりも高かったことが大きい。
大きなウェリントン型のサングラスは、他のどのブランドと比べてもピカイチ。人気も絶えずあり、安定的に売れている印象がある。
⑬JULIUS TART OPTICAL
JULIUS TART OPTICALは1950年代初頭に創業したタート・オプティカル・エンタープライズ社の創立者であるジュリアス・タート氏の意思を継ぐブランドとしてジュリアス・タート氏の甥のリチャード・タート氏と共に新規に創設したブランド。
リチャード氏はタート・オプティカル社のファクトリーやマーケティングに関わった実績を持ち、数多くの資料を保有し、唯一ジュリアス氏の意思を継ぐ存在。
そのため、当時のようなアイウェアの再現度は、ほぼ100%に近い。
フレームを実際に見てもらえれば分かるが、今の技術では解決できる噛み合わせのズレが、わざとそのまま当時の風合いを残すために直されていないなど、こだわり強くデザインされている。
2016年からスタートとなるJULIUS TART OPTICALは、ニューヨークの古き良き時代1950年代から1970年代前期の風合いを残しつつ、アートやカルチャー、ニューヨークの発展的なデザイン性からインスピレーションを受け、リアルなフォルムを忠実に再現するコレクションを展開している。
また、数々の名作フレームの復元、そして新たにデザイン製を加えたコレクションの展開も計画中となっている。
年代物の古着が好きな方にはもってこいのブランド。古着の雰囲気ともマッチしやすいものが多い。
⑭Enalloid
岐阜県恵那市にある1947年創業の恵那眼鏡工業によるファクトリーブランドとして2008年にスタートする。
老舗アイウェアファクトリーとして多くのブランドのOEM生産を手掛けてきた高い技術と、デザイナーやクリエイターによるアートの視点が融合したユニークなブランド。
※ここで言うファクトリーブランドとは、工場(ファクトリー)で生産されているブランドのことを指す。
1980年代後半、欧米で高級ブランドの生産を任されている工場が自前のブランドを売るようになったことが起源。
有名ブランドのタグがない分、高品質の衣服が割安に買えるイメージが先行したが、工場自体の物作りの技術に加え、デザインや着心地も良い商品が増え、工場が作った商品の価値が市場でも認められるようになった。
⑮DITA
ブランドコンセプトは「BREAK THE MOLDS(型にはまるな)」。
現代の新しい素材とシルエットを上手く重ね合わせて、他のアイウェアブランドとは違う、オリジナリティを持たせた。
アイウェアフレームは、厳選された最高級の素材のみを使い、日本で丁寧に製作されている。
ディータのアイウェアは、意図的に「DITA」というロゴを目立たせないようにしている。このことによって、ディータのアイウェアは、よりスタイリッシュなフレームとなっている。
そして、ディータのアイウェアを身に着ける人が、統一感のある、バランスの良い着こなしができるようになっているのが大きな特徴。
僕自身も、まだまだ知らないものもあるので、アルバイトしながら少しでも知っていきたいです。
今回の記事で書いたブランドは、ほとんど僕が今アルバイトしているお店「POKER FACE 名古屋店」 に置いてあるものばかりなので、是非来て見てみてください!
名古屋パルコの東館2Fにあります。
僕もよく店頭立って接客しているので、声かけてください。(笑)
長くなりました。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。